2025年 9月入選作品 (2025年  8月応募分から) <順不同>

自 由 吟

過ぎ去れば懐かしくなるこの暑さ 星 堯志 (東京都三鷹市・90歳)
この夏は四季崩壊の入り口か 水谷裕子 (三重県員部郡・62歳)
ごろ寝する妻は年々トドに似る 内田順子 (東京都三鷹市・73歳)
猛暑日に熱さこらえて鍋囲む 利光文夫 (福岡県筑紫野市・73歳)
襲来は昔は蒙古今猛暑 ひー君 (神戸市北区・66歳)
エアコンも青色吐息秋を待つ うどん人 (香川県綾歌郡・66歳)
ポチ入れて川の字ごろ寝ジジとババ 斉藤道子 (東京都三鷹市・78歳)
夫婦でもなかなか合わぬ周波数 佐藤勝亮 (東京都豊島区・63 歳)
夫には見せられません日記帳 ぱせり (佐賀県唐津市・70歳)
欲しいのは寄る年波の防波堤 杉山鈴谷 (東京都豊島区・90歳)
こんにちは山の出会いはすぐ言える 山茶蚊 (横浜市泉区・72歳)
はんぶんこする相手いるあたたかさ 初貝みな (東京都練馬区・57 歳)
二段飛び出来たあの日が懐かしい 風間なごみ (山梨県甲府市・84歳)
座禅中粥のにおいに鳴る本音 福田 進 (東京都三鷹市・82歳)
老いの波押し寄せないで脳にまで 木村忠信 (東京都豊島区・85歳)
検査値を褒められ爺のビール増え 鴨井喜子 (福島県会津若松市・78歳)
先送りするなと明日が怒ってる 山田 明 (千葉県印西市・75歳)
詫び状に丸文字だけはやめておけ 荘子 隆 (宮崎県宮崎市・74歳)


課 題 「 気晴らし 」  

気晴らしの孫の将棋に歯が立たぬ 隼 人 (横浜市瀬谷区・61歳)
喧嘩の後あかんべーして気を晴らす 山岸由美子 (東京都中央区・76歳)
気晴らしにプチプチつぶす止まらない 大橋みち子 (東京都大田区・73歳)
暇つぶし本をめくればうたた寝し 齋木美佐緒 (千葉県船橋市・79歳)
茶をすすりテレビに文句言い続け 来生陸夫 (埼玉県川越市・82歳)
今日こそは和牛ステーキ年金日 二束三文 (東京都豊島区・83歳)
スイーツの食べ放題で癒される 長島秀治 (千葉市中央区・88歳)
スイーツでだいたい機嫌治ってる ぱせり (佐賀県唐津市・70歳)
気晴らしに銘柄米を買ってみた 荘子 隆 (宮崎県宮崎市・74歳)
狛犬も歩いてみたい俗世間 亀津房子 (東京都大田区・78歳)
早朝の散歩宇宙を独り占め 鴨井喜子 (福島県会津若松市・78歳)
気晴らしに飼い主連れてポチが行く 五味淑子 (東京都千代田区・74歳)
散歩道犬に向かって愚痴こぼす 原 啓二 (島根県出雲市・71歳)
黙々と草取り嫌なこと忘れ 石田達夫 (千葉県市原市・77歳)
夏バテを三尺玉が吹き飛ばし 藤井敬三 (東京都稲城市・85歳)
気晴らしの恋のつもりが本物に 松永成三郎 (千葉県船橋市・91歳)
シワの中染め込んでゆけ美容液 清水恵三子 (岐阜県可児市・80歳)
気晴らしに化けて出ようか厚化粧 水谷裕子 (三重県員弁郡・62歳)
ミニ家出スッとしました口喧嘩 風間なごみ (山梨県甲府市・84歳)
妻の顔見ない会社は気が晴れる 茶唄鼓 (広島県福山市・71歳)
臍繰りを数え眺めてほくそ笑む うどん人 (香川県綾歌郡・66歳)
幾日も暁を知るプラモデル ぺんだこん (東京都大田区・65歳)
気晴らしに始めたことで憂鬱に ひー君 (神戸市北区・66歳)
夏休み気晴らしにするお勉強 山茶蚊 (横浜市泉区・72歳)
気晴らしの途が狭まる高齢者 岡本充敏 (東京都大田区・67歳)
気晴らしのカラオケ通い癖になり 木村忠信 (東京都豊島区・85歳)
ネクタイでねじり鉢巻き踊り出す 渡辺友彦 (栃木県下都賀郡・71歳)
気晴らしにならぬやけ酒二日酔い 山田 明 (千葉県印西市・75歳)
草野球勝も負けるも後は飲み 正能照也 (福岡市南区・78歳)
ストレスを天日に干して再始動 柳谷益弘 (静岡県駿東郡・83歳)
気晴らしにならぬゴルフで鬱になる 横山閲治郎 (兵庫県西宮市・74歳)
気晴らしに行った競馬で万馬券 初貝みな (東京都練馬区・57歳)
気晴らしのすべ見つからぬ無粋者 高橋和子 (東京都品川区・86歳)



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