2026年 3月入選作品 (2026年 2月応募分から) <順不同>

自 由 吟

バスツアー飴ふた粒で旅仲間 苗村江利 (東京都三鷹市・70歳)
咳止めのアメ玉持ってコンサート 山口恭子 (東京都武蔵野市・77歳)
絶えぬ咳隣の席は空いたまま 坂本孝子 (東京都豊島区・91歳)
着膨れて靴下履くも四苦八苦 鴨井喜子 (福島県会津若松市・79歳)
食べ過ぎて尖った兄も丸くなる 山茶蚊 (横浜市泉区・72歳)
マスクどこ探すあなたのあごの下 佐藤勝亮 (東京都豊島区・63 歳)
マスクして美人に変わる人もいる 杉山鈴谷 (東京都豊島区・90歳)
お年玉ドルで欲しいと孫が言う 荘子 隆 (宮崎県宮崎市・74歳)
ひとりっ子祖父母両親使い分け 池田知子 (東京都三鷹市・79歳)
合格のお礼参りは忘れられ うどん人 (香川県綾歌郡・67歳)
名を忘れあだ名飛び交うクラス会 山田 明 (千葉県印西市・75歳)
どこまでも妻に甘える亭主殿 粒良園枝 (東京都三鷹市・76歳)
100パーじゃないけど妻やっている ぱせり (佐賀県唐津市・70歳)


課 題 「 湯 」  

ナベの日は湯気が家族を包み込む 五味淑子 (東京都千代田区・74歳)
湯豆腐の美味さがわかる歳になり 大橋みち子 (東京都大田区・73歳)
光るブリお湯に躍らせ舌鼓 原 啓二 (島根県出雲市・71歳)
桜湯に今日の幸せ噛みしめる 石田達夫 (千葉県市原市・77歳)
風邪っぴき葛根湯より般若湯 中井萬里子 (東京都千代田区・78歳)
夫婦湯呑妻が大きな家もある 阿部柳雪 (東京都北区・75歳)
茶柱が立ったと言ってはしゃぐ妻 木村忠信 (東京都豊島区・86歳)
魔法瓶水からお湯と思い込み 中井郁子 (東京都北区・72歳)
白湯さえも自販機で売る大都会 岡本充敏 (東京都大田区・67歳)
湯たんぽがやさしく誘う夢の国 ぱせり (佐賀県唐津市・70歳)
湯たんぽのふたゆるんだとおねしょの子 大勝康弘 (東京都板橋区・68歳)
逃げる孫湯冷め気にする爺と婆 鴨井喜子 (福島県会津若松市・79歳)
神田川歌っていますご隠居さん 横山閲治郎 (兵庫県西宮市・75歳)
お湯の旅やさしい人にまた出逢う 水谷裕子 (三重県員弁郡・62歳)
幸せを湯船につかり噛みしめる 清水恵三子 (岐阜県可児市・81歳)
湯に浸かり思わず歌うカンツォーネ 齋木美佐緒 (千葉県船橋市・79歳)
湯上りのゆかたのうなじほれなおす 川久保清 (東京都文京区・76歳)
湯気効果妻が美人に見えて来た 荘子 隆 (宮崎県宮崎市・74歳)
ぬるま湯が好きで定年ヒラで終え 山田 明 (千葉県印西市・75歳)
女将見て躊躇している美人の湯 藤井敬三 (東京都稲城市・85歳)
混浴で足場に浸かる春うらら 長嶋秀治 (千葉市中央区・88歳)
足湯してマニキュアの爪比べ合う 二束三文 (東京都豊島区・84歳)
足湯にて会話が弾む田舎道 青葉太郎 (岐阜県可児市・80歳)
ナマ富士がニュッと顔出す露天の湯 亀津房子 (東京都大田区・78歳)
露天風呂五つ浮かんだ禿げ頭 柳谷益弘 (静岡県駿東郡・84歳)
地獄谷露天の猿もいい湯だな 岡 弘一 (東京都北区・87歳)
解体の家を弔う能登の風呂 山岸由美子 (東京都中央区・76歳)



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