2024年 3月入選作品 (2024年  2月応募分から) <順不同>

自 由 吟

五センチで大騒ぎする都市の雪 茶飯士 (横浜市泉区・70歳)
焦らさずに焦らさずに春やって来い うどん人 (香川県綾歌郡・64歳)
年金の温暖化待つ高齢者 横手敏夫 (埼玉県南埼玉郡・70歳)
靴先にもっと歩けと叱られる 山田 明 (千葉県印西市・73歳)
信州でうどん屋さがすヘソ曲がり 吉澤康裕 (東京都豊島区・80歳)
立喰いのうどんをせかす発車ベル 杉山鈴谷 (東京都豊島区・88歳)
賽銭と釣り合いとれぬ願いごと 荘子 隆 (宮崎県宮崎市・72歳)
増毛剤妻も欲しがる齢となり 加藤佑子 (東京都調布市・77歳)
荷が重い孫チョコの礼ランドセル 正能照也 (福岡市南区・77歳)
カタカナ語集めて孫に教え乞う 長野 晃 (奈良県奈良市・84歳)
遺伝子を無視した親の高望み 星 蕘志 (東京都三鷹市・88歳)
命日へ呼び鈴で乞う母の笑み 風間なごみ (山梨県甲府市・83歳)
猫に話す声音で妻に呼ばれたい 内田順子 (東京都三鷹市・70歳)
忙しい仕事があって気がまぎれ ぱせり (佐賀県唐津市・68歳)
ご飯だよ呼ぶより呼んでほしいのよ 長崎正子 (東京都三鷹市・79歳)
妬きもちと焼き餅こんがりいい夫婦 鴨井喜子 (福島県会津若松市・77歳)


課 題 「 猫 」  

そばに来て甘える小猫つぶらな目 藤田とみ子 (東京都千代田区・82歳)
陽だまりのタマの肉球ホッカホカ 茶唄鼓 (広島県福山市・70歳)
いつ雨になるかと猫に問いかける 松永成三郎 (千葉県船橋市・83歳)
探してる子猫のために猫じゃらし 國定伊代子 (東京都千代田区・77歳)
列車待つ猫の駅長三代目 鴨井喜子 (福島県会津若松市・77歳)
日本猫いまや世界のキティちゃん 高橋和子 (東京都品川区・86歳)
寒い夜は猫だきかかえ床に就き 木村忠信 (東京都豊島区・84歳)
猫といる至福の時間丸くなる 山登爺 (福岡県春日市・70歳)
猫じゃなくカミさん炬燵で丸くなる ひぐちいちおう (埼玉県上尾市・65歳)
川の字にタマをはさんで今宵また 五味淑子 (東京都千代田区・72歳)
猫ちゃんに負けぬ猫背になって来た 長野 晃 (奈良県奈良市・84歳)
猫背だとポンと叩かれ老い伸ばす 亀津房子 (東京都大田区・67歳)
酔っぱらい招き猫にもハイタッチ 藤井敬三 (東京都稲城市・83歳)
猫の手は役に立たないVサイン 茶飯士 (横浜市泉区・70歳)
凝りもせず猫なで声に鼻伸ばす うどん人 (香川県綾歌郡・65歳)
借りて来た猫の外面我が妻は ひー君 (神戸市北区・64歳)
午前様猫が出迎え妻は床 横手敏夫 (埼玉県南埼玉郡・70歳)
一人身のお前も呑むか猫に言い 夕陽のガンマン (千葉市稲毛区・75歳)
招かない人まで招く招き猫 荘子 隆 (宮崎県宮崎市・72歳)
猫舌で美味しい鍋も出遅れる ムギ (名古屋市南区・68歳)
閉店後手を下ろしたい招き猫 長島秀治 (千葉市中央区・86 歳)
二日酔い借りてきた猫になる夫 ミードラ (東京都多摩市・63歳)
猫は猫人は人恋う春の宵 中井萬里子 (東京都千代田区・75歳)
新月に猫も人目をしのぶ恋 小林寿美 (東京都西東京市・72歳)
猫の額の庭にも春はちゃんと来る 石田達夫 (千葉県市原市・65歳)
負け犬の遠吠え哀し猫ブーム 山岸由美子 (東京都中央区・66歳)
ほほ寄せて猫なぜ声のうちのポチ 大勝康弘 (東京都板橋区・65歳)
ペテン師は猫をかぶって爪をとぐ 二束三文 (東京都豊島区・82歳)
特捜部繰り出したのは猫パンチ 岡本充敏 (東京都大田区・59歳)
保護猫もこころ通じて手から餌 柳谷益弘 (静岡県駿東郡・81歳)
嬉しくて尻尾振るなど猫の恥 八木五十八 (岡山市中区・63歳)
あの時の震えてた猫ウチのボス ぱせり (佐賀県唐津市・68歳)
自慢気に出世の野良が首輪付け 岩窟王 (さいたま市大宮区・78歳)
毎朝のノラの土産にノーを言う 風間なごみ (山梨県甲府市・83歳)
猫トイレ部屋にあるのを羨む爺 松本弘志 (茨城県東茨城郡・64歳)
ウエブ会議ミケの鳴き声場も和み 正能照也 (福岡市南区・77歳)
定年後地域猫らが姐兄貴 ぺんだこん (東京都大田区・64歳)
霊園も桜と猫で観光地 なつ (東京都練馬区・56歳)
飼いたいが猫アレルギーの孫がいる 青葉太郎 (岐阜県可児市・78歳)



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