2020年 5月入選作品 (2020年 3、4月応募分から) <順不同>


自 由 吟

お化粧は眼だけにしとく白マスク 辻内京子 (千葉県八千代市・75歳)
日に一度短い足で散歩する 笠原たかし (東京都豊島区・79歳)
老い二人今日もノルマの一万歩 内田順子 (東京都三鷹市・70歳)
以前から妻との距離は2メートル あめんぼ (東京都稲城市・79歳)
妻という捕手のサインに逆らえず 渡辺勇三 (奈良県宇陀市・76歳)
手短と言っていながら長話 木村忠信 (東京都豊島区・80歳)
スクワットかかと落として紅をひく 小山洋子 (東京都三鷹市・77歳)
定年後酒場梯子が病院に 横手敏夫 (埼玉県南多摩郡・66歳)
コンサートよりもマスクに並ぶ列 荘子 隆 (宮崎県宮崎市・68歳)
3蜜が死語となるのはいつのこと 本多秀司 (東京都三鷹市・84歳)
人口を追い越しそうな犬の数 臨海和尚 (東京都江戸川区・83歳)
家計簿に寄付金と書く宝くじ 沢田正司 (愛知県常滑市・82歳)
シワクチャな札が財布に老い出され 山田 明 (千葉県印西市・69歳)
背は縮み無限に伸びる欲の皮 やんちゃん (福島県二本松市・58歳)
歳のせい朝ドラ鼻にツンとくる ひぐちいちおう (埼玉県上尾市・61歳)
陽だまりの笑顔で何もかも許す 小林和喜子 (愛知県春日井市・75歳)
元気なら鳴かず飛ばずも悪くない 浅見忠司 (東京都三鷹市・73歳)


課 題 「漫画」  

朝刊の漫画で心ほっこりと 藤井敬三 (東京都稲城市・79歳)
のらくろと鉄腕アトムに育てられ 松永成三郎 (千葉県船橋市・83歳)
クラスにはおそ松くんとハタ坊が はぐれ雲 (東京都西東京市・70歳)
バカボンのパパになりたい時もある やんちゃん (福島県二本松市・58歳)
温泉地ゴルゴになって射的する 茶唄鼓 (広島県福山市・66歳)
孫の顔浮かべて描くアンパンマン ひぐちいちおう (埼玉県上尾市・61歳)
電車内昔コミック今スマホ 石田達夫 (千葉県市原市・65歳)
コロナ禍を何とかしてよドラエもん 山岸由美子 (東京都中央区・年齢不詳)
春休み終わりが見えずマンガ読む 萩原倫子 (東京都千代田区・71歳)
配信の漫画でがまん家ごもり 柳谷益弘 (静岡県駿東郡・78歳)
閉塞の世に穴開ける漫画本 右田俊郎 (東京都大田区・77歳)
トランプがマスクをすれば漫画劇 岡田久男 (東京都大田区・81歳)
国会の漫画のような言い逃れ 荘子 隆 (宮崎県宮崎市・68歳)
四コマの風刺漫画に見る世相 渡辺勇三 (奈良県宇陀市・76歳)
漫画なら三コマ目です八十路坂 風間なごみ (山梨県甲府市・80歳)
四コマ目の無い人生もありとする 橋本湧水 (埼玉県所沢市・69歳)
悠久の歴史漫画でひとっ飛び 亀津房子 (東京都大田区・67歳)
漫画では悪役だった家康は 糸井淳治 (大阪府岸和田市・72歳)
歴史漫画見ながら知識塗り直し 木村忠信 (東京都豊島区・80歳)
漫画的されど真剣老いの恋 横山閲治郎 (兵庫県西宮市・69歳)
老い夫婦漫画のような長き路 岩窟王 (さいたま市大宮区・75歳)
眼鏡かけルーペ片手にマンガ読む 國定伊代子 (東京都千代田区・77歳)
歳とると漫画のヒーロー増えてくる 嶋村和男 (神奈川県大和市・77歳)
はずせない聖地巡礼トキワ荘 長島秀治 (千葉市中央区・82歳)
原作者逝っても続く漫画かな 臨海和尚 (東京都江戸川区・83歳)
鞄には哲学の書と漫画本 沢田正司 (愛知県常滑市・82歳)
古漫画学術書より高く売れ 二束三文 (東京都豊島区・77歳)
困ったら漫画実写化ハリウッド 岡本充敏 (東京都大田区・59歳)
死にたいと言いつつ漫画読んでいる 池田 功 (川崎市高津区・84歳)



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